おつかれさまです。
絵が上手に描けるようになりたいヤマヒナです。
先日、鉛筆・色鉛筆で練習を始めようと思ってさっそく1枚描いてみました。
なんか変な仕上がりにはなったものの記念すべき第一作ということでブログに乗せようと思ったのですが、著作権が気になって調べてみたら、案の定、ブログに乗せたらダメだとわかりました。
目次
絵やイラストの練習の基本は模写なんだけど
絵やイラストが初心者の人はとにかく描けと言われるし、なに描いたらいいんだよと思えば手本にしたい写真やイラストをトレースしたり模写したりするところから始めたらよいとのこと。
私もさっそく1枚描きました。
まずは好きな物を描こうと思って、ネットでケーキの画像を検索。
その画像をもとに下絵を描いて色鉛筆で塗りまくりました。
3時間ぐらいかけて自分でもういいやと思えるくらいは塗りこみました。
これをネタにブログが更新できるぞ、と思ったところで著作権が気になったのです。
模写したものでもネットにあげれば著作権の侵害に
調べてみると私がやったネット上の画像の模写はやっぱりダメでした。
コピーやトレースといって上から写したものではなく、見よう見まねで描いたもの(模写)もダメなんですね。
ネット上の画像は自由に検索して誰でも見ることができるんですが、それをどう使うかはきちんとその画像の持ち主に許可を取らないといけません。
ネット上の画像はたくさんありますが、ブログに使ってもいいけど画像を勝手に作り替えないでね、というものもあれば、使ってもいいけど必ず連絡くださいね、という場合もあるし、著作権フリーでどうぞご自由にお使いください、なんて場合もあります。
個人の絵の練習で模写するのはかまわないですが、それを無断で不特定多数の目に触れるネットに公開するのはダメなんですね。
私がお借りしたケーキの写真は、個人ブロガーさんが自作ケーキの写真をブログ上にあげているものでした。
この場合、このブロガーさんに連絡を取って、模写したものを「私のブログに載せてもいいですか?」と許可を取る必要があります。
しかし私は、自分の絵がうまいわけでもないのに勝手に描いた挙句、うまくもないのにわざわざ許可を取ってブログに載せていいかと聞く勇気はありませんでした。
著作権フリーの写真を使って模写をしよう
私のようにチキンハートの持ち主さんは、初めから著作権フリーの素材をもとに模写の練習をしましょう。
自分で写真を撮ったり、その場所に行って絵を描ける人は問題ありませんが、題材を用意するのが難しいような人もいると思います。
今回は、模写の練習に使える著作権フリーの写真を扱っている会員登録不要の日本語サイトを調べました。
英語のサイトは細かい規約を読んでも解釈があってるか自信がないので、海外サイトが知りたい場合はご自身でご確認ください。
ぱくたそ
フリー素材で写真を提供しているぱくたそ(リンク先公式)さん。
人物や物、風景、猫などの動物まで、いろんな写真が提供されているサイトさんです。
このブログでもアイキャッチ画像としていくつかの写真を活用させてもらっています。
以下に利用規約を引用させてもらっています。
色を赤に変えている部分が模写に使うときに関連するところで、私が色を付けました。
ご利用規約について(簡素版)
ぱくたそのご利用規約がとても長いため、重要な事項だけをまとめました。更に詳しく確認したい方は、次項をお読みください。
・ 商用利用可能です。誰でも自由に無料でご利用いただけます。
・ アダルトサイトや公序良俗に反する利用はできません。
・ 人物写真は、なりすましや成功体験など、モデルの評価を著しく下げる利用を制限しています。
・ 被写体、全てから許諾を得て撮影していません。一般常識の範囲(ユースケース)で利用してください。
・ 二次利用や商品価値を決める成果物の場合、事前に許諾やクレジット表記が必要な場合があります。(例えば、販売物として、カレンダー、名刺、スマホケース、Tシャツなど、全面にほぼ無加工で使われている場合に該当します。販売しない配布物、掲示物であれば問題ありません。)ぱくたそご利用規約・ガイド(https://www.pakutaso.com/userpolicy.html)より引用
オリジナルの画像をもとに絵を描くことは二次利用に該当します。
ぱくたそさんは、二次利用でも販売しない配布物や掲示物は問題なしと言ってくれています。
注意事項に書かれていることを守れば、自分のブログに載せるのは大丈夫そうですね。
フォトスク
続きまして、同じくフリー素材写真を扱っているフォトスク(リンク先公式)さん。
7000枚を超える写真をすべて無料で使うことができます。
動物はかなり多くの種類の写真があるので、ぱくたそさんに写真がなくてもフォトスクさんにはある場合が多いです。
スナップ写真も豊富なので、絵やイラストの構図の参考にしやすいと思います。
利用可能範囲:
- 個人・商用利用。
- 自由に加工。
- テレビ、ウェブサイト、印刷物、漫画やゲームなどの多岐に渡る範囲。
- 作品などの著作物として使用する場合は、一部の素材や加工してご利用下さい。あくまでフリー写真素材ですので、そのままの写真を著作物などとしてご使用することはおやめ下さい。
- 例:「テレビや雑誌、ブログなどでイメージ素材として使用」
フォトスクご利用ガイド(http://photosku.com/archives/2/)より引用
フォトスクさんは自由に加工OKと書いています。
他にも注意事項が載っているので、気になったら確認してみてください。
Q&Aのコーナーでの回答で、模写やトレースについて基本はOKとなっています。
トレースと言いつつほぼコピーしたようなものはお断りされていますのでご注意ください。
キャラクターの練習をしたいとき
風景や人物画などを描きたいときは写真で練習できますよね。
でもアニメ風なイラストが描きたいなとか、自画像はキャラクター風に仕上げたいなというとき。
そんな時は二次創作に優しい作品を使って練習してみてはいかがでしょうか?
『ブラックジャックによろしく』
漫画家の佐藤秀峰さん作の漫画。
2012年9月に作家ご本人さんが二次利用を自由にできるように公言しています。
私は『海猿』は読んだことあるんですけど、『ブラックジャックによろしく』は読んだことがありません。
イラストからすすんで、将来は漫画を描きたいと思っている人は、『ブラックジャックによろしく』を教科書にコマ割りとかを勉強してみてもいいかもしれません。
漫画なので人物の表情やポーズなど、参考にできそうなところは多いと思います。
クリプトン社のボーカロイド
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が著作権を有するボーカロイド、初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITOに関しては二次創作OKとなっています。
クリプトン社さん、太っ腹ですね。
ただし条件として、二次創作の作品を販売しない、二次創作の作品を広告に使わない、二次創作の作品を「自分のオリジナルだ」と言わない、キャラクターの価値を下げる二次作品を作らない、他の人を不快にさせたり気付つけたりするような作品を作らない、といったことがあげられています。
女の子や男の子を描く練習をしたい場合、お手本にしてみてはいかがでしょうか?
クリプトン社さんのキャラクター利用のガイドライン、ピアプロ・キャラクター・ライセンスはこちらからご確認ください。
東方Project(とうほうぷろじぇくと)
同人サークル「上海アリス幻樂団」の作品群をさして東方Projectといいます。
可愛い女の子がたくさん登場する作品で、書籍や音楽CDなど広い分野で作品が作られています。
私自身が詳しくないのですが、もともとが同人サークル発の作品ということで、二次創作活動には非常に寛容な様子です。
公式がわからなかったのですが、以下の注意書きは多数発見できました。
長いですが、公式と思わしきサイトさんからの引用です。
詳しくなくて本当にすみません。
男性ファンが多い作品のようですね。
男性向けの可愛い女の子のキャラクターが描きたい人は参考になるんじゃないでしょうか。
同人マークのある作品
こちらは、自分の作品の二次的利用を積極的に賛同している作家さんの作品に使われているマークだそうです。
特定非営利活動法人(公式ホームページはこちら)で作られたもので、賛同している作者さんは賛同しているという状況……のようです。(詳しくはよくわからなかったです)
コピーやトレースで写したものを販売することは禁止していますが、キャラクターを描けるようになりたい、という人はこのマークの入った作品のキャラを模写するところから始めてみてもいいかもしれません。
作った同人誌を販売することは問題ないそうですが、ネットで公開するのは個別の原作者の許可がいるそうです。
同人マークの意味があるのかないのか、なんだかよくわかりません……
さいごに
プロフィール画像はアニメ風な、ぱきっとした線のイラストでもいいなと思っていたんですが、なかなかお手本が見つかりません。
風景とか建物は見本写真がたくさんみつかるので、ブログのトップ絵の方が先にできそうな感じもします。
ケーキの絵を画いて、続いて猫の絵を画きながら著作権について気付いて調べました。
せっかくなので仕上げますけど、自分の絵を評価してくれる人が周りにいないので、完全に自己満足の落書きになっちゃうのが悲しいところです。
でも調子に乗ってネットに公開して、怒られたらもっと悲しいですからね。
勝手に作品を使われる方も不愉快だと思うし、私も怒られたら悲しいので、規則を守ってマナーよく創作ライフを楽しみましょう。