【猫もかかる!】犬だけじゃない、知ってるようで知らない狂犬病について調べてみた

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おつかれさまです。

ヤマヒナです。

狂犬病って「犬」がつくけど犬だけの病気じゃないんですね。

今回は、知ってるようで詳しく知らない狂犬病について調べてみました。

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狂犬病のイメージ

先日、住んでいる自治体から飼い犬の予防接種のお知らせが届きました。

もうこんな季節か~、と季節のうつろいを感じていたのですが、私の中での狂犬病のイメージって「予防接種する意味あるの?」というもの。

だいぶ前に最後の発症例が報告されて以降、感染が確認されていない病気だし、日本国内で狂犬病のウイルスを保菌しているような野犬ってどれくらいいるんだろうと疑問を感じました。

ところが気になって調べてみると、狂犬病の意外な事実がわかりました。

狂犬病ってどんな病気?

「犬」ってつくのに犬だけの病気ではありません。

犬はもちろんのこと、オオカミ・キツネ・コウモリ・アライグマ・スカンク・コヨーテ・マングース・ジャッカル、そして1番意外だったのが

野良犬はあまり見かけませんが、野良猫はよく見かけます。

予防接種を受けない野良猫でも狂犬病ウイルスを持っている可能性があったなんて全然知りませんでした。

それでは狂犬病について詳しく見てみましょう。

原因

狂犬病を発症する原因はウイルス感染です。

ウイルスは遺伝子型が異なる数種類あり、この遺伝子型によっては人に感染する事例も報告されています。

一般的には動物から噛まれた傷から、動物の唾液を経由して感染します

唾液を経由しての感染になるので、飼い犬がウイルスに感染していた場合は、口元や目の周り、手などにある傷口をなめられた場合も発症する危険性があります。

症状

ウイルスは感染箇所から徐々に感染を広げます。

潜伏期間が長く、短くても2週間、長ければ数か月の間は症状が出ない場合もあります。

犬の症状

口からよだれがだらだらと垂れる、落ち着きがなくなる、意味もなく興奮する、といった症状から進行し、次第に、痙攣を起こすようになり、エサや水を口にしなくなり、最終的に死んでしまいます。

急激に麻痺を起こしてしまう場合もあり、症状が急速に悪化し死亡する場合もあります。

猫の症状

猫の症状も犬と同様、落ち着きがなくなったり、興奮したりします。

その他は、発熱、痙攣、呼吸困難などを起こし、やがて死にいたります。

猫の場合は、興奮が強く現れたり、瞳孔の開き方がおかしくなったりするようです。

人間の症状

最初は風邪に似た発熱や食欲不振の症状と、感染元となった傷口に痒みなどの違和感を覚えます。

次第に嚥下困難からの恐水症、不安感、または興奮、麻痺、幻覚、精神錯乱などの症状があらわれ、昏睡状態に陥り呼吸障害を発症します。

人間の場合も致死率はほぼ100%とされています。

対処法

日本以外の国では、今でも多数の死者を出す感染病として広く知られていますが、特効薬などがなく感染前の予防を行うことが大切です。

日本に輸入されるエキゾチックアニマルの感染例もあるようなで、油断せずに飼い犬に予防接種を受けさせましょう。

アジア圏では主な感染源が犬ということもあり、国は犬に対する予防接種に力を入れているようです。

日本の完全室内飼いの猫は野良犬などに接触することがないので、狂犬病への感染はまず心配いりません。

海外で動物に接触する機会が多い方が猫を飼っている場合は、飼い猫の狂犬病予防について獣医師に相談してみたらいいかもしれません。

まとめ

狂犬病は日本以外ではまだまだ危険な病気だったんですね。

自分が海外に行くこともあるし、海外から来た人や動物がウイルスを持っている可能性もあります。

海外の旅行先で見かけた犬や猫を、日本と同じ感覚で撫でようとするのは危険ですね。

「日本では最近は発症例がないんでしょ?」なんて油断していたら、家族も同然のペットを安楽死させないといけなくなる可能性もありまし、自分だって「こんなはずじゃ……」と後悔するかもしれません。

飼い犬の狂犬病予防接種は飼い主さんの義務です。

いやいやするけどきちんと注射を受けさせましょう。

海外で様子のおかしい動物(口が開いてよだれが垂れている犬や猫など)に接触した場合は医療機関に相談してください。

また海外への渡航前に予防接種を受けることも可能です。

正しい知識で楽しいペットライフをすごしましょう。

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