おつかれさまです。
ヤマヒナです。
この前、犬の絵を描いたときにイラストのスキャンにおすすめということで、スマホで使えるスキャナーアプリのCamScanner(以下見出し以外CS表記)を使ってみたんですけど、いまいち使いこなせませんでした。
今回は練習もかねて使ってみたまとめです。
CamScanner実践いろいろ比較
とりあえず適当な落書きを用意して比べてみました。
注意
落書きのことを下絵と呼んだり、黒のペンでなぞってペン入れと称したりしています。
あまりにも適当すぎてペンが乾く前に消しゴムで消してにじんでいます。
そんなことは許さないという方は、お手数ですがそっとページを閉じていただけますようお願い申し上げます。
鉛筆の下絵
箱を描く必要にほどほど迫られているので、とりあえず宝箱イメージを描いてみました。
あまりにもひどい。
プロフィール画像に箱を描き込むのは危険行為かもしれない。
鉛筆で描いた落書きをそのままCSでスキャンしました。
高品質鮮明化モードです。
筆圧の濃い所と薄いところの差が結構出てしまっています。
上に描いたひらがなの文字が意外ときれいにスキャンできています。
鉛筆の下絵がこれなので、色鉛筆で描いた下絵をCSでスキャンして保存しておくのはほぼ無理なのかな。
たぶん線が画像に出ないんじゃないかと思われます。
黒のペン入れ
適当な水彩の黒ペンで輪郭を強調してみました。
ひらがな文字は比較のため鉛筆のままです。
高品質鮮明化モードです。
黒いペンで輪郭線をなぞっただけで、かなり落書きが強調されました。
ペンの部分が強調された分、先ほどはきれいに写っていた鉛筆部分のひらがな文字に筆圧のかすれが出てしまいました。
色の濃い部分はより濃く、そこと比べて薄い部分はより薄く画像が調整されるようです。
100均色鉛筆で着彩
色鉛筆で普通の力加減で塗ってみました。
まずはものすごく汚いもとの落書き。
部屋の照明での撮影なので暗いですね。
ほんとに適当が過ぎてます。
これを高品質鮮明化モードで保存した場合。
黒ペンで輪郭をなぞったときに感じた色のむらがやっぱりここでも強調されています。
濃い部分はより濃く、薄い部分はより比較して薄くなるようになるのが高品質鮮明化の特徴のようです。
ちなみに低品質鮮明化モードで保存するとこんな感じ。
色が黒色をふくめて全体的にぼやけた印象になります。
でも色むらは比較的抑えられます。
やっぱりちょっと色の抜けが気になりますね。
色が抜ける前提で濃いめに塗ってみた
ぐりぐりと手が痛くなるまで塗ってみました。
100均の色鉛筆は芯に根性があるようなので、思いっきり力を入れて塗っても芯が折れるなんてことはありませんでした。
これも一つの発見。
高品質鮮明化モードです。
箱の色が強調されたので、元からあったノートの罫線や鉛筆のひらがな文字がだいぶ薄く表示されています。
これでもかって言うくらい濃く色を塗っている絵だったら、スマホアプリのCSでもけっこうきれいにスキャンできます。
むしろここまで濃く塗らないと色むらが出ちゃうなら、ペンで色塗ったらいいじゃんと思ってしまいます。
CamScannerは線画向き
いろいろ試して自分なりにわかったことは、CSは線画のスキャン向きということです。
濃い色をより濃くなるように画像調整してくれるので、ペンでイラストを描いたり、下絵をペン入れして着彩をデジタルでやる人には非常に向いていると思います。
色の濃淡を強調してくれるアプリなので、淡い色合いのイラストや、グラデーションの表現をスキャンするのはあまり向いていないと思います。
モノトーンでの撮影モードが豊富なので、白黒の表現の方に力を入れてるアプリなのかな。
デジタルを早くマスターして着彩や修正をできるようにするか、アナログ絵用に専用のスキャナーを買った方がいいかもしれません。
アナログ絵師さんも専用スキャナーでスキャンしても色味の調整をデジタルでするそうなので、イラストの道に進みたいなら遅かれ早かれデジタルは使えないと苦労しそうですね。
感想
デジタルを使いこなせない自分にはちょっと苦しいです。
色鉛筆じゃなくて線で表現できるペン画に方向転換するか、設備投資してペンタブぐらい購入するか。
でも無料のイラストソフトがさっぱり使いこなせないので、ペンタブは無駄になりそうな気もするんですよね。
アナログでは筆圧で線の細さを変えるのが、デジタルではどうやって表現してるのかさっぱりわかりません。
その辺の線の変化はまるっとすてて、着彩ですべてを表現するんでしょうか?
自分の周りにイラストやってる人がいないので、あらゆる疑問を自分で調べてやってみないといけないので遠回り感がすごいです。
プロい人に弟子入りしたい。