あやしい?アロマテラピーの歴史と香りの働き

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おつかれさまです。

癒しを探しているヤマヒナです。

皆さんはアロマテラピーをご存知ですか?

私はアロマテラピーを初めて知ったとき、はっきり言ってあやしいと思いました。(アロマテラピーをすでにされている先輩方すみません)

匂いを嗅いだだけで体の不調が治る?

精神的な緊張が和らぐ?

スピリチュアルか、新興宗教の新手の勧誘じゃないかと疑いました。

しかも雑貨店のアロマテラピーのコーナーに行ったら、小さな瓶で冗談みたいな価格で売られてるじゃないですか。

もう、あやしい以外の感想が出てきませんでした。

そんな私に転機が訪れたのは、仕事量が激務の部署から、人間関係が激務の部署に異動になり、精神的にも見た目的にもぼろぼろになっていく私を見かねたある人が、ちょっと高級感のある入浴剤をくれたことでした。

ゾンビのように生気を失いながら一日を終えて、お風呂でその入浴剤を使ってみました。

鼻から香りを嗅ぐと、脳に衝撃が走りました。

なんていい香りなんだろうかと。

それだけでうれしくなったのですが、実際にお湯につかりながら香りを嗅ぐと、さらに多幸感がありました。

入浴剤にはまり自分で調べるようになると、どうも香りがいいらしいとわかりました。

極めつけが、肩こりのマッサージに行ってたところで、アロマテラピーってちゃんと由緒あるものなんですよって話を聞いたことです。

そこにきてようやくあやしいアロマテラピーを自分でちょっと勉強してみようかと向き合うことになりました。

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アロマテラピーとは

じゃあ、そもそもアロマテラピーってなに?ということを調べると「芳香療法」と訳される自然療法と出てきます。

自然療法とは、人工の薬物や手術に頼らないで、自然にあるものを使ったり、人間の治癒能力を高めたりして、病気の治癒を目指すものです。

ハーブなどの芳香植物から抽出したエッセンシャルオイルを使って、芳香成分を体に取り入れることによって様々な効果を期待するのがアロマテラピーです。

アロマテラピーの歴史

はるか昔、3000年も昔から、中東・中国・インドなどでは、病気の治療に植物の香りを利用していたといわれています。

古代エジプトでは、ミイラ作りに芳香植物を使っていたという記録が残っていますし、インドやアラビアでは古くからジャスミンを媚薬として使っています。

「アロマテラピー」(英語では「アロマセラピー」)という言葉はフランスで生まれました。

1982年ごろ、科学者ルネ・モーリス・ガットフォセは化粧品会社の研究室で事故により手に火傷をおい、その治療にラベンダーのエッセンシャルオイルを使用し傷の治療を試みました。

その後、「芳香療法」という著書の中で「アロマ(自然の香り)」と「テラピー(治療法)」という言葉を組み合わせ「アロマテラピー」という言葉を作りました。

近代医学の発達にともない衰退しつつあった植物を使った自然療法に再び注目が集まり、芳香成分の薬理作用の研究により様々な作用があることがわかってきたのです。

香りはどのように作用するのか

エッセンシャルオイルは十数から数百の芳香成分を含んだ、揮発性の高い物質で、様々な芳香成分が体に働きかけます。

鼻から取り込む場合

香りを鼻呼吸で取り入れた場合、芳香成分はどのように作用するのでしょうか?

鼻からの経路で芳香成分を取り入れた場合、芳香成分は鼻腔の内側奥にある嗅毛に取り込まれます。

ここで芳香成分を感知すると、情報を電気信号に置き換え脳に伝えます。

感情に関わる大脳辺縁系、記憶に関わる海馬、自律神経やホルモン、免疫の働きを調整する視床下部に信号が伝わります。

このことから芳香成分の働きが心身に影響をあたえるのです。

粘膜から取り込む場合

呼吸をすることによって、鼻の粘膜や、のどを通って気管や肺に入った芳香成分は粘膜から血管を通って吸収され、各内臓に働きかけます。

殺菌作用や抗菌作用があるエッセンシャルを使用することで、風邪の予防などに効果が期待できます。

皮膚から取り込む場合

皮膚には、表皮をおおう皮脂膜や、多重構造増の角質層がありますが、芳香成分は小さな分子構造をしているため、植物油や水で薄めたエッセンシャルオイルを肌に塗ることで、皮膚を通して吸収させることができます。

皮膚から吸収された芳香成分は、血管を通って体中をめぐり、様々な効果をもたらします。

まとめ

いかがでしたか?

アロマテラピーも、学んでみたらあやしくない気がしてきました。

アロマテラピーって「香りを嗅ぐだけ」じゃなくて、「芳香成分を取り入れること」だったんですね。

西洋医学の薬みたいに飲んだらスパッと症状が改善するわけではないのだと思います。

でも、私みたいに病院にいっても、ストレスですから休んだら治りますよって言われてどうにもならないことがあったら、代替療法としてアロマテラピーを試してみるのもいいかもしれません。

趣味や気分転換、至福のお風呂タイムにもおすすめですので、癒しの時間にぜひ取り入れてみてください。

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