趣味登山歴20年が語る誰でも出来る安全な登山のコツと注意したい危険

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ニュースで遭難者が出るたびに「なんで?」と思っちゃうヤマヒナです。

実は私、山生まれ山育ち。物心ついたときには散歩と称して山に入っていた、登山ブームが巻き起こる前からの趣味登山者です。

自分がベテランだとは思わないし人に教えられるプロ登山家でもありません。でも今まで一回も山で遭難したこともケガをしたこともありません

そんな私の、誰でも出来る山登りのコツを紹介したいと思います。

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山に合わせた装備を整えよう!

当たり前のことなんですが、登りたい山に合わせた装備を持っていくことはとても大切なことです。

1000m級の山の日帰り登山、ちょっと時間配分を頭に入れたい2000m級登山、宿泊先や緊急避難の山小屋をきちんと把握したい3000m級登山。

当たり前ですが、目指す山によって持ち物が変わってきます。季節によっても変わってきます。

自分がこれから登ろうとする山の情報を正確に仕入れ、きちんとした装備品を持っていくようにしましょう。

岩場があるなら靴底のしっかりした登山専用の靴を用意。

鎖場や段差が大きい所があるなら手袋を用意。

コースタイムを参考にゆとりを持った登山計画を立てる。

そして万が一に備える

ずっと腐葉土の上を歩くような、ハイキングの延長のような登山ならそんなに心配はいりませんが、ときどきハイヒールとスカートで彼氏さんに手を引かれながら登山してる彼女さんをお見掛けします

彼女さんどころか彼氏さんも巻き込まれる可能性があります。ハイヒールで山に入るのは絶対にやめましょう

無理しないこと、勝手に進まないこと

さて、一通り山の情報も調べ終わって、荷物もまとまりました。張り切って登山口まで行って、いざ登り始めると、なんとなくしんどい。思ったより段差が多くて疲れる……。

あなたならこのまま進みますか?

山では歩かなければ進めません。だから、歩けなくなることは致命的と言っていいほど危険なことです。

疲れたなと思ったらまず休憩。

足の状態は大丈夫ですか?

荷物を背負ってこのまま歩けますか?

少し休んでまだ歩けるなら登山を再開してもいいでしょう。でも足に痛みがあるなら、私はそのまま引き返すことを強くおすすめします

……。

さて、登山再開でえっちらおっちら歩き始めたあなたの前で、登山コースが草木に覆われてしまいました

有名な山なら登山ルートがわりとしっかりしているものですが、マイナーなコースは人が通らずコースが自然に埋もれている場合も多く高地であれば逆に目印になる植物がなくどっちに進めばいいかわからなくなることもしばしば……。

あなたなら、このまま進みますか?

山で迷子は命取り、市街地に囲まれた小さな山ならいざ知らず、大きな山が連なるような場所で迷子になることほど危険なことはありません。

まず立ち止まり、自分が進んでいる道が本当に登山コースかどうか確かめましょう。

下を見て歩いていて、いつの間にか獣道に入ったりしてませんか?

たぶんこっちだろうと思い込んで、コースから外れて進んだりしていませんか?

顔を上げて周りを見回し、コースの標識が見えればひとまず安心。登山協会などの方がコースに目印を付けてくれていることもあるので、その目印を探してみてください。大抵は赤色のテープやペンキで木や岩に印が付いています。場所によっては青や黄色の場合もあるので、とりあえず人工的な目印を探しましょう。

その目印がたどれるなら、そこは自然に帰ってしまった登山コース。目印を頼りに進めばいつか開けたコースに合流できるかもしれません。

でも見回してもなんの目印も見つけられないなら、私なら引き返すことを強くおすすめします。

どの山でも共通の注意点!

低い山、高い山。程度はどうあれ、私が気をつけている注意点はだいたい一緒です。

その1 山の天気は変わりやすい

晴れてたと思ったら急に雲が出てきて雨が降ったり、遠くに雲があると思ってたら、登って標高が上がるとガス(霧)に覆われて視界がきかなくなったり。

山は驚くほど急に天気が変わります。

雨に濡れないように雨具を用意したり、暗くなって足元がおぼつかないなんてことにならないようにライトを用意したり、どんな天気でも対応できる用意をしておくのがおすすめ。

特に雨具は防寒着としても使えるので、どんな低地登山でも持ってたら安心です。

その2 山は寒い

平地の気温で考えて行くと山頂で凍える、なんてことはよくあります。

最近はインターネットで登山口の気温と山頂の気温を調べることができるので、山に行くときは気温を調べて行くことをおすすめします。

熱さが残る10月の終わりごろでも、山頂は雪が積もってたり、雪はなくても山頂気温が一桁の所もあります。

必ず行く山の気温を調べ、秋や冬は1枚多めに防寒着を持っていくようにしましょう。その1枚が、万が一のときに命を助けてくれるかもしれません。

その3 下山のときほど足にくる(重要)

個人的には、体力的にしんどいのは登りだと思うんですが、体力を使って登ったあと、疲れた体で下山するときの方がヒヤッとすることが多いです。

疲れて足に力が入らなくなってくると、湿った岩場では滑るんですよ。踏ん張れるといいんですが、踏ん張りがきかずコースアウトすると滑落です。

これで亡くなる方は残念ながら多いです。

特に高い山では荷物も多くなる(寝袋や着替え食料込みで10kgを超える)ので、体が疲れてくるとふらついたり、体のふらつきで重量のある荷物が傾き、引っ張られるように転倒したりということも。

杖を使うとバランスがとりやすくなるので、こまめに休憩しながら、慎重に下山するようにしてください。

先ほど足が痛いなら引き返すことをおすすめしますと書いたのは、登ってる段階で痛みがあるなら、下山するときはさらに痛みが強くなる可能性があるからです。

山で歩けなくなることは本当に危険ですから、足に痛みがあるなら無理をしないことをおすすめします。

どんな時でも持っていきたい必需品

別にどのリュック使おうがスニーカー履いてようがデニムで登山してようが、私は全く気にしません。

というか、割とデニム&スニーカーでその辺の低い山に行ってたので、最近の登山者が登山靴にブランドリュックのフル装備なのを見てびっくりしてるくらいです。

正直デニム登山は人にはおすすめしませんが、デニムだろうがスニーカーだろうが、ケガもないし迷子にもならない私が、一応これだけは持っていくと決めてるものがあります。

・防寒着兼雨具のゴアテックスの上下セット

・お茶1リットル(夏場は2リットル)

・行動食(チョコレート、ナッツ、チーズなどの高カロリー食材)

・ヘッドライト(両手が使える方が安全だと思うから)

鎮痛剤(腰痛持ちなので悪化したときの緊急用)

全部、万が一の時の対策の備えです。

山はね、歩ければ登れるし、歩ければ降りれるんですよ。

でも万が一足を怪我したりして動けなくなったら?

夜になったら寒いですよね。お腹もすきます。喉だって乾きます。暗いと不安です。

でもこの荷物があれば、何かあっても一晩くらいは過ごせるでしょ?

家族に行先を告げておけば、夜帰ってこなかったら捜索の連絡をしてもらえるかもしれないし、一晩休めば体力も回復して自力下山も可能かもしれません。

何気なく用意した1枚の上着、一口のチョコレート、一口の水分が、山での生存率をぐっと引き上げてくれます。

さいごに

ついこないだも見かけました。ジャケットに革靴のお兄さんと、スカートに厚底スニーカーの彼女さん。

簡単だと言われている1000m級の山だったんですが、登るのかなと見てたら、ほんとに登って行ってしまったので大丈夫かなと思ってしまいました。

山に行くのは自己責任。山での怪我も自己責任。でも何かあれば、そんな自分を助けるためにたくさんの人に迷惑がかかるんですよね。

そのことを頭の片隅において、登山を楽しんでほしいなと思います。

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