レストラン「チャンタナ」オーナーシェフ チャンタナ著
新星出版社
スパイスやハーブをふんだんに使った料理を紹介している本です。
料理だけでなくスパイスやハーブの小ネタがちょくちょく挟まれるので読んでて面白かった。
家の本棚に眠ってた本なので、ちょっと古めな感じです。
たぶん古本屋さんで探せばありそうです。
良かったところ
ブログのネタはないものかと手に取ったけど、内容はタイトル通り「スパイス」をメインに料理や、スパイスの小ネタが散らばめられています。
スパイスの中に、セージやローズマリーなどのハーブ類や、唐辛子などメジャーなものも含まれていて、小ネタ話にハーブの名前の由来とか、簡単な保存法や調理法が紹介されていて、豆知識としては結構おもしろかったです。
フレッシュハーブを白ワインにつけて香りを移す方法や、ドライハーブやスパイスを使ってリースを作る方法、スパイスで入れるスパイスティーの入れ方まで載っていて、幅広い内容になっていました。
気になったところ
オーナーシェフの方が書かれた本なだけあって、掲載されている料理がとてもおいしそうなんだけど、料理の手順はさらっと簡単に書かれています。
「ハーブを乗せて焼く」と書かれたら、料理ができない私は、どのくらい焼くんだろう?と止まってしまいます。
「後で煮込むから焦げ目をつける」とか、「中までしっかり火を通す」とか、もうちょっと解説が欲しいなというところでした。
たぶん、1回料理したことがあれば、一言「焼く」といわれても対応できるんだろうなと思いますが、料理音痴にとっては「料理本」としては冒険的な一冊になってます。
あと使うスパイスやハーブの量が多くそろえるのが大変そうっていうのもありました。
実家の台所にもそんなにスパイスおいてないよ。
まとめ
料理上手になりたいなと、普通に思いました。
シェフが作った料理みたいに、謎の葉っぱのソースとかを肉にかけておしゃれな料理を作ってみたいもんです。
小ネタがちょいちょいちりばめられていて、小ネタ好きにはおすすめです。
調理手順のところに、なぜこのスパイスやハーブを使うのかということで、香り付けだったり、逆に食材の匂いを消すためだったり、胃もたれを防止するためだったりといった、スパイスやハーブの効果をちゃんと説明してくれています。
あと、料理が得意で、スパイスをきかせた一手間かけたおしゃれ料理作りたい人には料理本としても大丈夫だと思います。
私には、さらっと書かれた料理手順では何がどうなって写真のような出来栄えの料理が完成するのかが不思議ですけどね。
スパイス好きな方は参考にしてみてください。