おつかれさまです。
癒しを探すヤマヒナです。
きつい性格の女上司が、真っ赤な口紅に濃いめのピンクの服を着ているのを見てああなるほどと感心したことがあります。
その日は飲み会だったので気合を入れたそうです。
スペインの闘牛士は牛を興奮させるために赤い布を手に持って牛を引き寄せますし、街の街灯を青くしたら犯罪の発生率が下がったという話や、飲食店では壁紙の色を変えたら集客の人数が増えた、なんて話も聞いたことがあります。
見ただけで「癒される色」もあるんでしょう。
今回は「色」が人間に与える影響についてまとめてみました。
色の効果
色彩の役割は「機能的効果」と「情緒的効果」に分かれています。
機能的効果
「機能的効果」とは、対象物の見やすさやわかりやすさ、識別の効果をいいます。
広告や看板はアピールできる色を選びますし、歩道と車道を分けるために黒のアスファルトに目立つ白い線をひいています。
情緒的効果
「情緒的効果」とは、イメージへの働きかけにより、心地よさや安らぎを演出する効果をいいます。
白いシーツは清潔そうだと感じますし、美しい町並みを守るために建物の高さを制限したり、新しい建物の壁の色を古い建物の色に合わせたりしているところもあります。
色が持つ様々な意味
私たちは、自分のまわりの環境や住んでいる地域の伝統などで、色に対して様々なイメージを持っています。
赤
力を連想させ、より積極的、攻撃的になるとされる色です。
自律神経を刺激し反応速度や力を高める効果もありますが、見る相手の不安感をあおることもあります。
また、血圧や心拍数を上昇させる効果や食欲の増進効果があるとされています。
オレンジ
温かさを連想させ、リラックス効果が期待される色。
赤よりも攻撃性が下がるり、積極性や社交性を高めてくれます。
黄
楽しさ、幸せ、希望を連想させる色。
逆に、幼稚さや奇抜さを連想する色でもあるので落ち着きがない印象を与えることもあります。
消化器系の働きを促進し、食欲を増進させる効果があるとされています。
緑
自然を連想し、リラックス効果や成長、創造性を向上さるといわれています。
安心感や安らぎを与える色です。
また、目を休める効果があるとされます。
水色
穏やかさをもたらし集中力を与えてくれるとされています。
赤とは逆に、血圧を下げる効果や食欲減退効果があるとされます。
青
誠実さや冷静さを連想する色です。
水色と同じように神経を落ち着かせる効果や、食欲減退効果があるとされています。
また、集中力が必要な作業の効率を高めてくれます。
紫
神秘を連想させるいろで、想像力を高めてくれるとされています。
白
清潔さや純粋さを連想させる色です。
注意の持続時間を短くさせるのであきやすいともされます。
重量を軽く感じさせたり、膨張し大きく見える効果があります。
黒
力や威圧、高級感を連想させる色です。
重量を重く感じさせたり、細く締まって見える効果があります。
まとめ
色について調べてみると、色彩心理学からスピリチュアルな話までいろいろ出てきて興味深いですね。
色の持つイメージや、色を見たときにもたらされる効果を知っていたら、広告の配色や、インテリアや洋服のコーディネートに役立ちますね。
オレンジや緑色のアイテムのインテリアを取り入れると、自分の部屋のリラックス効果が高まりそうです。
仕事場には青いものを持っていくと、イライラせずに集中して仕事に取り組めるようになるかもしれません。
また、色は国や文化によって全く違うイメージだったりするので、海外に行くときは調べてみると面白いと思いますよ。
ぜひ癒しの参考にしてください。