ラテン語で「救う」「癒す」という意味の言葉に由来する学名を持ち、古くから薬効が知られ、万能薬として使われていたハーブです。
ヨーロッパには「セージのある家には病人がいない」「長生きしたければ5月にセージを食べよ」ということわざもあり、長寿のハーブとしても知られています。
スパイスとして料理に使われたり、ハーブティーとして使われたり、紫の花を咲かせるので、庭やプランターで栽培して楽しんだり、様々な用途で使われています。
セージとは
学名
Salvia officinalis
科名
シソ科
採油方法
トップノート
香りの特徴
ハーブ系、鋭くスッキリした香り
揮発度
トップノート
香りの強さ
強
心への働き
・憂鬱な気分を和らげる
体への働き
・消化を助ける
・月経痛や更年期障害の症状を和らげる
肌への働き
・切り傷の治りを促す
・髪の毛のつやをだす
作用
強肝・強壮・血圧上昇・浄血・殺菌・食欲増進・制汗・鎮痙・通経・利尿・解熱・健胃
主な成分
ケトン類α‐ツヨン、β‐ツヨン、カンファー、モノテルペン炭化水素類カンフェン、α‐ピネン、β‐ピネン、モノテルペンアルコール類ボルネオール
エッセンシャルオイルのおすすめの使い方
芳香浴、アロマバス
あわせて使いたいおすすめのエッセンシャルオイル
ゼラニウム、ニアリウム、ベルガモット、ラベンダー、ローズマリー、ローレル等
スパイス・ハーブとして使ってみよう
料理に使う場合
料理に使う場合は、風味を良くしたり、食後の胃のもたれを解消する効果が期待できます。
肉に香り付けしたり、生の葉をフリットにしたり、様々なレシピがあります。
香りは強くわずかに苦味や渋味があるので、苦手な方はドライハーブを少量使って肉の臭みを取るのに使うなど、調整してみてください。
ハーブティー
セージのハーブティーには血行促進・強壮・殺菌作があります。
低血圧、肥満、うつ病、更年期障害、頭痛、リウマチ、発汗過多、ホルモンバランスの改善にも効果がありますので、試してみてください。
ドライハーブの作り方やハーブティーの入れ方は下の記事を参考にしてください。
注意点
刺激が強いので使用する際は、使用量に注意してください。
血圧を上げる作用がありますので、高血圧の方は使用し無いでください。
妊娠中の方、授乳中の方、乳幼児のお子さんは使用しないでください。