おつかれさまです。
ヤマヒナです。
私の好きな食べ物の一つが牡蠣なんですが、割としょっちゅうあたってお腹を壊します。
「牡蠣好きなんですけどノロに感染する確率もめっちゃ高い」という話をしたときに、「それ牡蠣アレルギーちゃうん?」と言われて、牡蠣のアレルギーの存在を初めて知りました。
牡蠣を食べると高確率であたる
私の場合、家族みんなで食べても、同僚との食事会で牡蠣を食べても、かなりの高頻度でお腹をくだします。
お腹が痛い、気分が悪い、なんかだるい……
そこから始まって激しい嘔吐、下痢、発熱と進んでいきます。
症状が軽い時は、上からもどすか下からくだすかのどちらかで済むんですが、病院に行っても「牡蠣を食べた」というと検査することもなく「じゃあ、ノロウイルスに感染したんでしょう」と言われて薬をもらうだけで、原因の特定はしたことがありません。
牡蠣にあたる原因は?
ところが調べてみると、牡蠣にあたる原因はノロウイルスだけじゃなかったんです。
牡蠣にあたる原因はノロウイルスのほかに、腸炎ビブリオ菌、貝毒、アレルギーなどが考えられます。
ノロウイルス
ノロウイルスに感染した場合、24時間から48時間という短時間の潜伏期間をもって発症します。
症状は、激しい嘔吐、下痢、腹痛など。
感染力が非常に強く、わずかなウイルスが体内に入っただけで感染します。
腸炎ビブリオ菌
腸炎ビブリオ菌は海中に生息する細菌で、魚介類を通して人に感染します。
感染型食中毒の原因の一つで、感染後半日ほどで、激しい腹痛、下痢、人によっては発熱などの症状が出ることもあります。
通常は2~3日で回復します。
腸炎ビブリオ菌の毒素の特徴は、耐熱性溶血毒といって過熱をしても毒素が分解されないことにあります。
そのため魚介の生食が多い日本では、特に腸炎ビブリオ菌の感染が多いとされています。
貝毒
有毒プランクトンを食べて成長した貝の中に毒素がたまり、その貝を食べた人が発症します。
有毒性のプランクトンは、海水温が上がる4月~5月に発生することが多く、この時期は水質検査が重要になっています。
加熱によって無毒化されることはなく、下痢、呼吸麻痺、運動失調など、症状はさまざま。
死亡例もあるので、貝を食べて体調がおかしくなったら病院に行くようにしてください。
アレルギー
牡蠣を何度食べても体調が悪くなる場合は、牡蠣にアレルギーがあるのかもしれません。
体内の免疫システムが牡蠣に過剰に反応し、嘔吐、下痢、胃痛、発熱、蕁麻疹などの症状が出ます。
食あたりとの違いは、牡蠣アレルギーの人は生牡蠣、焼き牡蠣と調理法に関係なく症状がでて、牡蠣で作られているオイスターソースでも症状が現れます。
日本産の牡蠣は厳しい安全管理のもとに出荷されている
牡蠣を食べるのがだんだん怖くなってきたところですが、日本産の牡蠣は育成環境の水質検査や、出荷前に紫外線で抗菌した水で貝の中をきれいにする工程をへて出荷されています。
そのため日本産の牡蠣、特に生食用の牡蠣で食中毒になる可能性はほとんど考えられません。
日本産の生牡蠣で食中毒が発症した場合、同じ調理場にある別の食物に菌が繁殖し、それが牡蠣に付着してしまったり、もともとノロウイルスに感染している人のせきやくしゃみなどからの感染が疑われます。
ちょっと高いとか、ちょっと身が小さいとか、いろいろあるんですけど、それでもやっぱり安全に食べられる食べ物が1番ですよね。
さいごに
私はかなり高確率でお腹を壊すんですが、大丈夫な時もあります。
そしてオイスターソースではお腹をくだしたことはありません(覚えてないけどたぶん……)
私の場合はアレルギー以外が原因の、細菌感染とかウイルス感染とかにたまたま感染するだけなんだと思います。
免疫力を高めて、こりずに美味しい牡蠣をまた食べに行きたいと思います。